【読書】わたしのマトカ - 毎日が清水の舞台

女優の片桐はいりさんが映画「かもめ食堂」ロケでフィンランドに滞在したエッセイ本。

もともとフィンランドというのがどんな国か、あまり知らなかったという片桐さん。

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ムーミンの故郷であり、サウナとサンタクロースで有名な北欧フィンランドを目一杯楽しんだことが綴られている。

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あーーーーー！

こんなに楽しそうに話されたら、行きたくなるじゃん！！

もともと文章を書く人ではないから、話し言葉に近い調子でユーモアたっぷり。

iPhoneの読み上げで聴いててしょっちゅう笑ったり、ツッコミを入れたくなったり。

読んでるっていうより、話を聞いてる気分だった。

とにかく知らない異国を全身全霊で楽しむことがうまい人だなぁ。

ほとんど言葉の通じない運転手とバチバチに意思疎通バトルを繰り広げてトラムに挑戦したり（笑）

フィンランドの食べ物（名物シナモンロールにサルミアッキ）の洗礼を受けたり、市場を楽しんだり、

夜のクラブに潜入して現地人の日本への熱い語りにタジタジになってみたり、と実に精力的に動き回ってみている。

映画「かもめ食堂」のチャーミングでちょっととぼけた優しい雰囲気は、穏やかで素朴なフィンランドの空気感なんだろうな。

フィンランド人俳優マルック・ペルトラさんというのは、こちらの主演俳優さん。