毎日が清水の舞台

自己肯定感が低いゆえに毎日が挑戦の日々

【読書】遺伝子技術は今日もまた一歩身近になっていく。「ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来」

まずタイトルが長い……

うーんと…なんか、要するに、ゲノム解析にはひとりひとりの科学に対する理解(心理面)が必要なんです! って主張の本。

 

【概要】

  • ゲノム解析にかかるコスト(時間、費用)は近年かなり低コスト化してる。
  • ゲノム解析と併せ、個々人の生活や健康に関する包括的なデータ(ビッグデータ)が大量に集まることで、現実的な「生活に関わる」データに転用が可能になる。
  • ただし、ほとんどの人たちは前者より先にまず後者を求めるもので、実際的なメリット、効果が見込めるか不明な物には懐疑的なため、一般に理解や適正ルールが形成されるのには時間がかかる。
  • 時間軸(将来まで遠く見据えたビジョン)を持って前者に理解を示すべきである。

って話なんかなぁ。

 

日々凄まじい速度で進むテクノロジーに人の理解が追いついてない、人が新しいことを理解して心理的に受け入れるのには時間がかかるけど、テクノロジーの進歩はもはやそれを待たない。

 

一般人のゲノム解析も次第に一般に普及しているようなことが書いてあるけど、私の生活圏や身近にまで届いているようには感じないんだよなぁ……

著者がゲノム解析を事業として行なっているから、普及していると感じていてそのまま書いているだけのなのか、どうなのか……

 

 

 

 

ゲノムやデザイナーズチャイルドクローンの問題は、90年代〜2000年代によく題材になってたっけな。

最近はそこに主眼が置かれてる作品はあまり聞かないような気が……

 

 

SFの名作「ガタカ

遺伝子をデザインされて生まれてくることが普通になった近未来。デザインなしの旧来の(自然な)生まれ方をした主人公は社会の劣等生として生活する。

彼の夢は宇宙飛行士になること。

そこで、事故で体が不自由になった宇宙飛行士候補生になりすますことになるが…?

 

 

清潔なディストピア映画、「アイランド」

 

さまざまな社会問題を題材に作品を執筆するジョディ・ピコー原作「私の中のあなた」

原作 ↑邦訳 ↓原書

 

 

ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロ原作「わたしを離さないで」

日本でもドラマ化されてるから、知ってる人は多いかしら。