毎日が清水の舞台

自己肯定感が低いゆえに毎日が挑戦の日々

【英語多読】英語コミック「Princess Princess Ever After」

英語で楽しくマンガを読みたくって見つけた一冊〜。

 

金髪碧眼ちょっぴりポッチャリなSadieと、褐色肌に黒髪、男装の少女Amira

森の奥に立つ塔の頂上から響いてきた叫び声を頼りに、AmiraSadieを助けるため愛馬に乗って駆けつける!

 

……でも、実はSadieは塔を出たいわけじゃないし、Amiraは王子様活動ビギナー……

 

なんだか不器用というより、ぶきっちょさんな二人の女の子が出会って、それぞれの抱える生きづらさと向き合う。

周囲から期待される「王女様らしく」の息苦しさの中では、自分らしく生きられない彼女たち。

 

絵がかわいいし、英語もわかりやすい。

真面目なAmiraと、ちょっと破天荒なSadieの凸凹コンビの掛け合いが面白い!

後からもう一人友達ができるんだけど、そっちも従来のおとぎ話で求められるOO像に窮屈さを感じていて、二人からたくさんからかわれてみたり、と軽妙な感じが現代らしい。

 

ただ助けられる女の子じゃない、女の子だってヒーローになってみようと頑張るし、見た目から持たれるイメージと、当人のキャラがあってるとは必ずしも限らない。

かよわく見えるからってそうとは限らない。

周りから悪者だって思われてたのが、実はそうとは限らない。

 

白馬の王子様がかっこよく助けてくれたりはしないけど。

自分らしく生きるためには踏み出す勇気がいるけれど。

おとぎ話みたいに全部が理想通りとはいかないけど。

 

 

MeToo運動やLGBTを受け入れる風潮が詰まった一冊。

二人の「王女様」だった彼女たちが、最後にどこにたどり着くのかを、ぜひ読んでほしい〜〜〜

 

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