20年前世界をひっくり返した映画が21世紀の世界に染まって戻ってきた「マトリックス レザレクションズ」
「コロナ禍のおかげで今年すっかり足が遠のいてたから、週末は極力チケットを予約して映画を観よう」
大雪警報で捨てチケットになるかと心配してたけど、公開直後のマトリックス レザレクションズ行ってこれた。
マトリックスシリーズは3作全部観たはず!の朧げな記憶頼りに今回見てきたんだけど。
まずは新キャラ、フレッシュでいい感じ。バッグスかわいいじゃん。
画像は公式サイト様から。
と思ったら、モーフィアスが。なんか軽い。あれ?あの威厳と責任感に満ち溢れたモーフィアスどこ行った?
さらにスミス、ヒューゴ・ウィーヴィングじゃないんかーい!どうりで今作で登場してもしばらく誰?状態だったわけだ!
ヒューゴ・ウィーヴィング好きなんだけどなぁ…残念。
ちなみに新しいスミス、この方。
でも、そもそもエージェントスミスが誰でも乗っ取ってどこにでも追ってくる、「あの顔」こそがターミネーター的追跡者として恐れを与えるのであって、役者(アイコン)が代わってしまうのでは脅威半減なんだよな。
中盤のアクションシークエンスは目に楽しくてアガったんだど、クライマックスの方は(中盤の一部も)…ゾンビ映画(韓流)では?マトリックスってシミュレーション世界ってことなんだから、モブにグロ要素入れる必要ないのでは?状態でマトリックスってこうだったっけ?
ストーリーもここで一応幕を閉じてしまう形だから、特にさらに続編作るつもりもないんでしょ?
というよりも、最後の数分でX-MEN:ダークフェニックスを思い出しちゃったから、これ以上やらない方がいいよ。なんか違うよ。
アクション映画としては楽しんで観れたし、SF全開の「現実世界」のVFXも見応えあったけど、物語としては蛇足だったのでは?
んんん?マトリックスってこうだったっけ?
後日、ラジオ番組アフター6ジャンクションで映画評も聞きました。
パーソナリティの宇多丸さんによる評ではマトリックスが与えた社会への影響や監督が作品にこめたテーマやメッセージまで考え合わせていて、新鮮。
自分にはその視点はなかったから、作品を取り巻く状況や環境、社会の風潮まで説明してもらえるのはとても興味深い。