「安い」を取るか、「健康」をとるか。食べることが歪な2択になった現代。
以前から思ってたけど、食堂でちょっと見回すと、若い人や、もう少しダイエットが必要そうだなって人ほど野菜の多い定食を食べてない。
麺類とか丼ものとかカレーみたいな一品料理を選びがち。
そう、基本的にそういう一品ものって定食より安いんだ。
低所得世帯の方が、肥満率が高いんだっけ。
映画「プレシャス」なんか観ると、納得できると思う。
所得が低くなると、大抵の人はまずエンゲル係数から減らしがちで、所得が少ない人ほど忙しかったりするからコンビニ弁当とか牛丼屋とか麺類やファストフードに流れやすくなる。
たしかに手間暇ないし自炊より安い場合も多いんだけど、これは栄養が偏って肥満になりやすい生活習慣につながる。
そういう人ほど運動習慣もなかったりする。
運動するにも、お金のかかる時代。
運動しようと思って、ウェアやシューズを買い揃えたこと、きっと誰でも一度はあるはず。
お金のない人は食べるものに事欠いて痩せてるものだってイメージはとっくに崩壊してて、収入が充分にある人の方が健康的な生活に気を遣えるからスリムだったりする。
現代において、健康で痩せていることは、実はお金がかかることになっている。
そのことに気づいて、さて、明日は何を食べようか。