映画「グッバイ、ドン・グリーズ!」
観てきたー!
女子高生+南極観測隊+青春アニメ「宇宙よりも遠い場所」のチームで作ってるって聞いて、気になってたから、観れてよかった。
「スタンド・バイ・ミー」的、冴えない少年たちの一夏の冒険。
自分に自信がなくて、流されるように日々を過ごすロウマ。
親の跡を継ぐべく医者の道を期待されるトト。
生まれてきた意味「宝物」を探すドロップ。
夏祭りの夜に3人で花火とドローン撮影で遊んでいたところに、山火事の一報。
山火事の犯人にされそうになって、
「証拠としてドローンで撮影した映像を提出しよう!」
とコントロール不能になって山中に消えたドローンを探しに行くことに。
魔法も不可思議な奇跡もでてこない、
普通の少年たちがもがいて、悩んで、
走って、進んで、
探して、不安になって、迷って、
泣いて、笑って、
喧嘩して、友達になって、
「自分」の大事なものを、
「宝物」を見つけるための冒険。
ドキドキしながら今まで行ったことのない、自分の知ってる「世界」の境界から踏み出すのも、
子供だけ、大人に見つからないように山中を突き進んでいくのも、
絶体絶命!な状況に仲間と手と手を取り合って助け合うのも、
いいなぁ、こんな冒険が人生の中にひとつでもあればなぁって思う。
今回も、地球の壮大な自然に埋もれるような圧倒される背景美術が最高。
大きな世界に対して、自分たちはちっぽけで、
世界の壮大さの前で、悩みも全てちっぽけなものにすぎない。
悩んでるなら、とりあえず世界の大きさに触れてみてから、もう一回考えてみれば?
と言わんばかり。
ドロップがいたアイスランドの風景は、まるで遥か彼方の惑星のような、ファンタジーの世界のような。
壮大な風景を前にすると、それだけで感動するもの。
「グッバイ、ドン・グリーズ!」は映画館の大画面で圧倒的な風景に没入してほしい。