毎日が清水の舞台

自己肯定感が低いゆえに毎日が挑戦の日々

「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」劇場で観た感想

 

応援上映っていう形式を初体験。

 

これは音楽ライブの生み出し方、楽しみ方、配給の仕方として新しい可能性を示してくれたんじゃないだろうか。


以下詳しく。

 

映画っていう形式で全編アニメキャラクターのライブの作品にしてしまったあたり、思い切ったもんだ。

 

今まで音楽もののアニメ映画って、たいてい物語の中のライブコンサートって立ち位置で(文化祭でライブを披露する、みたいな)、演奏するにあたってその前後になにかしらトラブルだったりストーリーが存在してたけど、今作は違う

 

完全にアイドルのライブビューイング形式で90分貫き通した

 

以下はYouTube上のレンタルコンテンツリンク。

劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム - YouTube

(ライブと言いながらMCの方が多いんじゃないかと感じたがそれはまぁ置いておいて。そこはファンへの感謝祭だし)

 

なにより、生身の人間と現実の舞台装置という物質的安全面の制限をとっぱらって音楽ライブを作ったらこんなアクションができるこんな演出ができる、という夢を見せてくれた点が興味深い。

演者をワイヤーで吊り下げたり高所に設置した足場ごと移動したり、炎や水の演出やホバーボードで飛んでみたり、どこまでも自由に夢を見せてくれる。


生身の人間が演じるライブの録画ではないから、予想外のトラブルは起きないし、展開もきちんと構成されて時間オーバーすることだってない。

 

アニメ映画の形式で配給されているから、毎日何時でも全国の映画館で上映できる。

映画館の大スクリーンで他の人と一緒に盛り上がることもできる。

 

架空のアニメキャラクターを演者としてこれだけのものを見せることができる時代になったんだ。

 

作曲をするAIも、歌うAIも開発されてきている現代、VR技術が追加されてきたら、さらにライブ体験は変わっていくだろうという期待も加わるし、今後の音楽業界、ライブビジネスに新しい可能性が示されたんだなぁ。