子供の頃、ディズニー映画「バンビ」が苦手だった話
ディズニー映画「バンビ」
みんな知っているあの名作。
実は小さい頃…小学校に上がるよりも前から我が家にはバンビのVHSがあったけれど、
私はどうにも好きじゃなかった作品。
なんでだろうな、と改めて見直した。
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なるほど。
開始1分で映像の凄さが迫ってきた。
森の表現が油絵のようで。アニメーションとしては当時すさまじい描写力、丁寧さで作られた映像だったのだろう。
子供の目にはそんなことわかるわけなかったんだけど。
物語の序盤に雷のシーン。これ、結構怖い。
そういえばファンタジアも苦手だったな。
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これも雷がビカビカ光って地上を脅かすシーンがある。
幼いバンビが怯える様子が描かれるけど、そりゃあ怖かったんだなぁ。
厳しい冬を乗り越えようとする中、失われるバンビのお母さん。
ディズニー映画で、物語の途中で(悪役でない)キャラクターが死ぬって、あんまりないのでは。
野生の動物を描く物語だから仕方ないけど、「バンビ」は他のディズニー作品よりも死の気配が強い。
人間から狙われる危機感、猟犬に追われる恐怖、山火事で火に追われて走る切迫したクライマックス。
「バンビ」の名称から想起される愛らしさとはかけ離れた生々しい「死の危険」が物語の随所に見え隠れする。
かわいい動物のハートフルストーリーだけじゃない、「バンビ」
子供心に、いやだな、と思ったのは間違っていなかったのかもしれない。
子供向けだと思って見てない大人は、見直してみるといい。
大人の目と考え方を得た今だから、この作品は傑作なのだとわかる。