ヒマっていう感覚がわからないつれづれ日記
みんな時々言うよね。
「ヒマ」
この感覚よくわからない。
物心ついてからこの方、自分は本の虫で常に読みたい本が身近にあった。
成長するにつれ見たいTV番組や読みたい漫画やら気になる映画やら、
とにかく種々様々なコンテンツに囲まれていたし、もちろん学校の勉強もあったし、
部活動や家族や友達との時間も必要で、趣味やアクティビティの範囲も増えて、
大人になれば仕事や家事などのルーティンにも時間を割かなきゃならない。
そんな人生の中で、ふと友人や同僚の言葉が耳に入ってきてポカンとすることがたまにある。
「ヒマだ」
「家に帰ってもすることがない」
どうしてそうなるのか。
日々積読は増殖するし、
見たい映画ドラマアニメ等のリストも読みたい本や漫画のリストも留まるところを知らず伸び続けるし、
行きたいお店や覗いておきたい展覧会を指折り数え、
英語の勉強だってしたいし他の語学だって面白そうだ。
体育や部活動で強要されなくなったことで自分のペースで運動をする楽しみも知ったし、挑戦してみたいアクティビティなんていくらでも思いつく。
仕事や生活の諸事の合間にそれらをどう組み込むか常に悩んでいる自分としては、
「やることがなくてヒマ」という感想は未だによくわからない。
むしろ、ポッカリと何もしない時間は、「休む時間」に当たる。
「なにもやらないことにした」時間は、「ヒマ」ではなく休息時間になる。
ひょっとしたら自分は極端に要領が悪いだけで、
世の中の人たちはそれぞれのやるべきこと、やりたいことを効率よく消化して、
そのうえで「ヒマ」なのかもしれない。
ならば、その秘訣をぜひ知りたいものである。
そんなことを徒然と考えつつ、一日の時間が終わってしまうことを惜しみながら
今日のTo Doリストを閉じる毎日である、マル。